以前、「教育研究」の二瓶先生の論文『物語の「読みの力」再考』を読んだ感想を書いた。
文学作品の読みの理論を再構成し実践化する先生の仕事の価値について書いたように思う。
今日、『物語授業づくり一日講座』、『国語授業のつくり方』を読んで、先生の言う「再考」の意味について、思い至らなかった点が見えてきた。
先生は、過去の文学作品の読みの理論を子供たちに読みの力をつけていくものとして再構成し、自らの国語教室の実践において追求してきた。
研究会で二瓶学級を訪れた私たちは、その子供たちの力に圧倒され、「夢の国語教室」がそこにあると実感した。
その一方で、私の教室は・・・と思わざるをえなかった。
二瓶先生は、「再考」によって、これまでの読みの理論をさらに精錬している。そして、その授業づくりの方法をいっそう明確に構造化し重点化している。
それは、なんのためか?
先生の夢を私たちの教室に拡大するために、なのだと思う。
『説明文一日講座』、『物語授業づくり一日講座』、『国語授業のつくり方』、この3つの本は、私たちに夢の国語教室追求の確かな手がかりを与えてくれる。
小手先ではない確かな理論的な見通しを持った、私たちにも可能な国語の授業づくりの方法を示してくれているのだ。
・・・・・・『国語授業のつくり方』の最後の方、子供たちのエピソードに、2度ほど泣いてしまいました。
研究会で会った子たちなのです。老いて涙もろくもなってるのです。
二瓶先生の語り口に、 やられたな、と思いましたね。
私たちにとって、今の二瓶先生の理論と実践は、とっても価値があるものだと思います。
ぜひ、本を読んでみてください。
そして、実際に先生の話を聞くと、やる気が出ると思います。
ぜひ、学習会に参加してください。
そしてそして、できたら二瓶学級の子供たち会ってみてください。
夢とは何かがわかります。
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